VDT症候群

パソコンなどのディスプレイやキーボードのVDT 機器(Visual Display Terminals)を長時間連続して使用することによって、身体的疲労などの自覚症状がみられることです。

原因

 眼の使いすぎや環境によるものもあり、長時間のVDT作業はその際たる要因です。

目の症状

  • 調節力の低下
    近くがみえにくくなりますが、一時的なものが多いです。
  • 眼精疲労や目の乾きなどの症状

筋骨格系の異常

  • 手や腕に痛みや違和感

治療

ドライアイの治療 目薬など
パソコン作業専用の眼鏡、老眼鏡の装用

予防

①連続した作業時間が60分を越えないようにし、作業と作業の間は10~15分の作業休止時間と1~2分の休憩を挟むように推奨しています。
②作業中は椅子に深く座り背もたれを十分使用することで、正しい姿勢を継続することにより筋骨格症状を軽減できます。
③ディスプレイの位置調整とドライアイの抑制:ディスプレイを目線よりやや下方に設置すると開瞼幅が狭くなるため、ドライアイ症状が抑制されます。室内の湿度を上げるための加湿器を設置する、エアコンの吹き出し口が顔に向かないようにする、といった環境を改善するための工夫をすることも重要となります。

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